太陽光発電システムの中でも、ソーラーパネルの総出力が1MWを超えたものをメガソーラー発電所と呼びます。
元々畑だった場所などを整備、そこに膨大な量のソーラーパネルを設置している施設を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。一般家庭用の太陽光発電システムは10kW以下、1MWのメガソーラー発電所は家庭用の約250倍と言われています。ソーラーパネルの出力が1台250Wで換算した場合、ソーラーパネルの設置台数は単純計算で4、000台になるわけです。電力を送電するためのケーブル量も4、000台分必要になるわけですが、ケーブルは外側は被覆で覆われており、内部には導線が使われています。
この導線は金属製ですからリサイクルが出来るメリットもあります。送電線の盗難は、テレビなどのメディアの中で紹介が行われることが多いのですが、メガソーラー発電所のケーブルも例外ではありません。4、000台ものソーラーパネルを使用している発電所ですから、ケーブル量も多く盗難の被害を受けることも多いのですが、被害を受けるメガソーラーは監視が行われていないなど、セキュリティに問題がある施設が多いようです。
最近は発電量をモニターする、敷地内への侵入者の有無を確認するためのセンサーなどの導入により、盗難の早期発見を行う施設が増えています。ちなみに、発電量のモニターは日中のみになりますが、従来は定期点検を行う際に盗難の被害を受けていたことが判明していたものが、モニターにより早期発見に繋げています。