太陽光発電ではケーブルなど周辺機器も重要です

2011年に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故によって、太陽光発電導入の流れは一気に盛り上がりました。

こうした中で個人や事業者が次々と太陽光発電を作って行ったのですが、その中で見落とされていた問題がメンテナンスです。太陽光発電は、クリーンなエネルギーとして大変将来性のある方法ですが、経済的な視点から見るとまだまだ火力や原子力とは互角にはなれない高コストエネルギーです。その原因のひとつが、発電に必要な設備が大量に必要な事です。

皆さん最初に思い浮かべるのが、ピカピカしらソーラーパネルですが、あのパネルだけでは発電していても電気を供給することは出来ません。大事なのは電気を整えたり送ったりする周辺機器なのです。中でも重要なのがケーブルです。大量のパネルを連結していくケーブルや、これらを配電するケーブルなど多数のケーブルが、発電システムでは使われていません。このどれかひとつがだめになっても、全体の稼働に支障が出るのです。

現在問題になっているのは、パネルだけでなくこうした周辺機器が故障を起こしてしまう時に、適切に修理するためのコストです。稼働率を上げるには故障してもすぐに修理が出来なければいけませんが、そのような体制を維持するためにはそれなりの費用がかかります。太陽光発電はどこも比較的小規模ですので、こうしたメンテナンス費用を共有化するなどして、どれだけ抑えられるかが今後の課題となってくるでしょう。

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